I don't like A and B. それとも I don't like A or B.
先日、L2クラスで使用しているPhonicsのテキストで、色の単語を習うところがあったのですが
以下のような文がありました。
I like blue and green.
I don't like red and yellow.
これを見て、イギリス人講師のMikeは、「文が間違っている」と言いました。
さて、どこが間違っているのでしょう?
【誤】I don't like red and yellow.
【正】I don't like red or yellow.
andはふつう否定文では用いません。(一部例外あり)
否定文つまりnotの文で、「AとBどちらも~ない」のときは A or Bとしなければなりません。
例えば、
I don't eat meat or fish. (わたしは肉も魚も食べません)
He doesn’t have money or time. (彼は時間もお金もありません)
She can’t speak English or Japanese .(彼女は日本語も英語も話せません)
否定文でない場合は、andで大丈夫です。「AもBも~だ」の意味となります。
She can speak English and Japanese. (彼女は日本語も英語も話せます)
あと、以下のような似た表現もあります。
no A or B. (AもBもない)
He doesn't have money or time.
はこのようにも置き換える事ができます。
He has no money or time.
意外と間違えやすいので覚えておきましょう。